
大阪の賃貸管理会社勤務の
みやへい(@miyahei2019)です。
『みなさんは不動産会社にどのようなイメージをもっていますか?』
事実、不動産会社ってどうしても昔からイメージがあまりよくありません。
私の知り合いに不動産会社のイメージを聞くと、
『うさんくさい』
『あやしい』
『お金に汚い』
などと酷い言われようです。笑
実際に上記のイメージに当てはまるような不動産会社も残念ながらたくさんあるのが現状ですが、
一方で、全部が全部悪い不動産会社ではありませんし、
信頼のできる不動産会社もたくさん存在します。
今回は、悪徳不動産会社にひっかからない為にも、
良い不動産会社(賃貸仲介会社)の選び方を解説したいと思いますので、
是非参考にしてみてください。
目次
良い不動産会社の選び方

まず大前提として、
不動産会社は業者間で情報を共有し合っています。
不動産流通機構(レインズ)という、
どの不動産会社でも物件情報を閲覧できるデータベースが存在しており、
そのレインズ上で業者間が情報を共有し合っている為、
レインズに登録している物件はどこの業者でも紹介できます。
極端な話、東京の業者が大阪の物件も紹介できれば、
北海道の物件も紹介できてしまうというわけです。
これだけを聞くと
『どこの不動産会社に行っても一緒じゃん』
と思われてしまうかもしれませんが、実はそんなことはありません。
不動産会社によって、
”物件情報を仕入れるスピード”であったり、
”レインズ以外の情報網”や
”オーナーや管理会社とのパイプの太さ”など
見えないところで大きな差が出るのです。
だからこそ、物件で選ぶよりも、
”不動産会社を選ぶ”ということが大切になってきます。
ではどうやって良い不動産会社を見極めればよいのでしょうか。
以下では良い不動産会社選びのポイントを解説していきます。
賃貸に特化した不動産会社
まず気をつけておきたいのが、不動産会社は大きくわけると
『賃貸に強い会社』と、
『売買に強い会社』にわかれます。
もちろん言うまでもなく、
”賃貸に強い会社”を選ぶようにしましょう。

見た目だけじゃ賃貸に強いのか売買に強いのかわからないよ。
という声が聞こえてきそうですが、
見極めるポイントがあります。
それはポータルサイトのSUUMO(スーモ)を見て、賃貸物件の情報を多く掲載していれば
”賃貸に強い会社”と言えます。
なぜスーモかというと、スーモは不動産会社に掲載枠を売っています。
例えば、『100件の物件情報を掲載するのに○○万円』、
『500件の物件情報を掲載をするのに○○万円』という形で毎月コストがかかるので、
基本的には賃貸に力を入れている業者しか掲載枠を買っていません。
よって、スーモにそれなりの物件数を掲載していれば、
”賃貸に力を入れている会社”ということになります。
大手不動産会社VS地元の不動産会社
これもよく聞かれるのですが、
『大手不動産会社と、中小規模の地元の不動産会社だったらどっちがいいですか?』
という質問です。
結論を先に言ってしまうと、
どっちが正解というのはありません。
それぞれにメリットがあります。
大手不動産会社のメリット
- 情報が多い
- 物件情報の仕入れスピードが速い
- 引っ越し業者などの提携割引を利用できる
- お店によってはTポイントやpontaポイントなどのポイントがつく
- ノルマの為に交渉など頑張ってくれる
地元の不動産会社(中小)のメリット
- 掘り出し物の物件を抱えている場合がある
- オーナーとの深い関係構築ができていることで、交渉などが有利に働く
- 転勤などがあまりないので、営業が周辺地域にやたらと詳しかったりする
- 仲介手数料を安くしているところが多い
もしも複数店舗への訪問を考えているようでしたら、
大手も地元の会社も両方行って比べてみてもよいかもしれません。
問い合わせの対応が丁寧&スピーディ
不動産会社に訪問の予約をする際、
通常メールや電話で問い合わせをして予約を行いますが、
そこでの対応がイマイチの場合は、
お店に行ってからの対応もイマイチの可能性が高いので注意が必要です。
例えばメールで問い合わせも2~3日返信がなかったり、
電話での対応が偉そうだったり、
頼りなかったりする場合は他を当たった方がよいでしょう。
一番大事なのは営業担当者

良い不動産会社の選び方はお分かりいただけたと思いますが、
不動産会社選びよりも何よりも最も大事なことがあります。
それは担当についてくれる人によって
お部屋探しのストーリーが大きく変わるということ。
例えば、
どんなにいいお部屋と出会えたとしても、
担当の対応が最悪だったら誰しもが、
『この人から契約したくない!』と思いますよね?
こればっかりはお店に行ってみないと、
良い担当者かどうかはわかりませんが、
良い担当者にはいくつか特徴がありますので以下で解説していきます。
ちなみにここでいう”良い担当者”は、
”デキる担当者”、”良い方向へ導いてくれる担当者”などと言い換えれば
ちょうどいいのではないでしょうか。
良い営業担当者の特徴

以下が良い営業担当者の特徴です。
レスポンスが早い
メールの返事や、
質問に対しての返事が早い担当者は頼りになりますし、
仕事ができる印象を受けます。
きっといい方向へ導いてくれるでしょう。
反対にレスポンスが遅いということは、
”先延ばし癖”があったり、
”抜け忘れをよくする”人が多いのが特徴です。
その人が原因でトラブルに巻き込まれてしまうこともありますので、
レスポンスが遅い人には注意しましょう。
デメリットもしっかりと教えてくれる
相手は不動産のプロなので、
新人じゃない限り、賃貸物件の欠点は確実に理解しているはずです。
そうにも関わらず、
目の前の契約、売り上げを果たすという目的のために、
平気で嘘をついたり、デメリットにはあえて触れなかったりする人がいます。
デメリットこそしっかりと教えてくれる人が、
良い担当者の特徴です。
交渉や確認などの手間を惜しまない
やはりやる気のない営業マンよりは、
誠意がある営業マンに任せたいですよね。
交渉や、こちらからの質問に対する確認などの手間を怠らず、
一生懸命頑張ってくれる人は、
良いお部屋がみつかったときに、
『この人に任せてよかったー』
なんて思うものです。
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おとり物件には要注意

お部屋探しをする上で注意したいのが、
ポータルサイトに
”おとり物件”を掲載している不動産会社が存在するということです。
補足
”おとり物件”とは、既に成約済の物件や、世に存在しない架空の物件をインターネットのポータルサイト等に掲載して客を呼び込む、いわゆる『おとりの広告』のことをいいます。
不動産会社に行く前に、
電話やメールで物件の問い合わせをして、
『この物件はまだ空いていて紹介できますので一度来てください』
と言われて訪問したものの、
『実は今さっき他の方で申し込みが入ってしまいましたので、違う似たような物件を紹介します。』
みたいなことをやって営業をしている悪徳な会社が、
いまだこの令和の時代にも存在しますので注意が必要です。
まとめ
今回は、
『物件選びよりも大事な不動産会社の選び方』について記事にしましたが、
いかがだったでしょうか。
良い不動産会社の選び方ですが、
- 賃貸に特化している会社を選ぶ
- 大手も地元の業者も両方行ってみるとよい
- 問い合わせに対しての対応がスピーディ
などを意識して決定するとよいでしょう。
また、不動産会社選びも大事ですが、
良い担当者にあたることが何よりも大事なので、
信頼がおける担当者かしっかりと見極めましょう。
完璧でなくてもよいと思いますが、
『誠意がなく、対応も遅い、波長が合わない』
なんて場合は、
別の業者に行って、
違う人にお願いするのが賢明です。