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賃貸 お部屋探し

【体験談】軽量鉄骨造の防音性はどのレベル?物件選びのポイントと対策

 

賃貸のお部屋探しの際、「防音性」について気になる方は多いのではないでしょうか?

 

防音性は構造による影響が大きいといわれていますが、その中でも軽量鉄骨造については良し悪しの意見が分かれるので、何を信用すればいいかわからないですよね。

 

そこで今回は、軽量鉄骨造のアパート・ハイツの防音性能について体験談を交えながら網羅的に解説しますので、お部屋探しで軽量鉄骨造の物件を検討している人はぜひ参考にしてください。

 

みやへい
僕は過去に4年間ほど軽量鉄骨の物件に住んだことがあるから、その経験とかを話していくね

 

この記事でわかること

  • そもそも軽量鉄骨造とは?
  • 筆者が過去に軽量鉄骨物件に住んだ体験談
  • 実際に住んだことがある人の生の声
  • 物件選びのポイント
  • 誰でもできる防音対策

 

この記事を書いた人

現役大手不動産管理会社勤務(元は不動産仲介)

宅地建物取引士・FP2級

ブログ「みやへい不動産」累計150万PV

みやへい
不動産業界12年、3児の父です。

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軽量鉄骨造とは?他の構造と比較

 

軽量鉄骨造は、多くの賃貸住宅で採用される構造の一つですが、選ぶ際には他の建築構造との違いを理解することが重要です。ここでは、軽量鉄骨造の概要や特徴を解説し、鉄筋コンクリート造や木造、重量鉄骨造と比較して、そのメリットとデメリットについて詳しく説明します。

 

軽量鉄骨造の概要と特徴

軽量鉄骨造は、鋼材の厚さが6mm未満の鋼材を使用した建築構造で、耐震性や耐久性に優れています。また、柱や梁が細いため、広い空間を作りやすく、設計の自由度が高い点が特徴です。

ただし、防音性能に関しては、他の構造と比較すると劣ることがあり、特に足音や生活音が伝わりやすいというデメリットがあります。一方で、軽量鉄骨造は施工期間も短いことから、建築コストを低く抑えられ、その分家賃も安価に設定できるので、借りる側にとってはコストパフォーマンスの面で優れた選択肢の一つといえるでしょう。

 

鉄筋コンクリート造との違い

鉄筋コンクリート造(RC造)は、鉄筋とコンクリートを組み合わせた構造で、非常に高い耐火性と防音性を持っています。また、コンクリートの質量が音を遮断するため、隣室や上下階からの音が伝わりにくく、快適な生活環境を提供します。

その他に、近年の鉄筋コンクリート造は地震にも強く、長期にわたって安定した耐久性を発揮するため、マンションや高層ビルなどの建築に多く採用されています。軽量鉄骨造と比較すると、建築コストが高くなる分お家賃も高くなりますが、その分住環境の質も向上するでしょう。

 

木造との違い

木造は、木材を主な構造材とする建築方法で、自然素材の温かみや通気性の良さが特徴です。しかし、防音性能に関しては、軽量鉄骨造と同様に音が伝わりやすい傾向があります。

軽量鉄骨造の方が木造よりも強度や耐久性が高いため、これらを重視する方には適していますが、防音性能の観点では基本的に大きな差はありません。木造は戸建住宅や小規模アパートに多く見られる一方、軽量鉄骨造は小中規模の集合住宅や商業施設など、より幅広く採用されている点も両者の違いです。

 

普通の鉄骨(重量鉄骨)造との違い

重量鉄骨造は、鋼材の厚さが6mm以上の鋼材を使用した構造で、軽量鉄骨造に比べてさらに強度や耐震性が高くなります。また、重量鉄骨造は、比較的防音性も優れており、軽量鉄骨造よりも音が伝わりにくい傾向があります。

特に、マンションやオフィスビル、都市部の大規模なプロジェクトでも多く採用されており、快適な住環境を重視する方におすすめです。

 

軽量鉄骨造の防音性は?住んでみて感じたこと

 

ここからは私の経験談になりますが、賃貸関係の仕事に10年以上携わり、これまでに数多くの物件を見てきました。(少なくとも5000室は下らないはず)

結論から言いますが、軽量鉄骨造は比較的音が響きやすいという印象を持っています。特に、足音や近隣からの騒音が聞こえやすい点が気になることが多いです。これは、軽量鉄骨造の特徴として、構造体が薄く軽いため、音が伝わりやすいことに起因しています。

他の構造でいうと、木造は例外なく響くイメージで、鉄骨造や鉄筋コンクリートは物件によってかなり差がある印象です。

 

しかし一方で、10年ほど前に積水ハウスのシャーメゾンというブランドの軽量鉄骨造の新築物件に入居した際、上階に住人(子連れ)がいるにもかかわらず、音が全く気になりませんでした。

もちろん子どもが走り回っている時は、少々聞こえるなーという感じでしたが、それもほとんど気にならないレベルです。

 

この経験から、軽量鉄骨造でも建築の質や施工の工夫によって防音性が大きく異なることを実感しました。特に最近の大手ハウスメーカーのハイツは、防音性能を高めるための特殊な構造や素材が使用されており、従来の軽量鉄骨造の物件とは一線を画しているといえるでしょう。

 

みやへい
あくまで主観なので参考程度に思ってね

 

軽量鉄骨造の物件に住んだ人のリアルな声

では他に、実際に軽量鉄骨造の物件に住んだことがある人はどのように感じたのでしょうか。

X(エックス 旧Twitter)口コミを探してみました。

 

 

やはり軽量鉄骨造は、防音の観点でみると木造の物件とあまり変わらない印象です。

一方では、「こんなもん」「あまり気にならない」といった声もありますので紹介します。

 

 

 

大手建築メーカーを中心に軽量鉄骨造の防音性能は年々よくなっている

 

軽量鉄骨造の防音性能は、大手建築メーカーの努力により年々改善されています。たとえば、積水ハウスでは「シャイド55」という高性能な防音構造を採用しており、上下階の騒音を大幅に抑えています。この技術は、音の伝わりを最小限に抑えることで、住人同士のトラブルを防ぎ、快適な住環境を提供します。

積水ハウス シャイド 防音床

参照:積水ハウス:賃貸住宅経営(シャーメゾン)品質と性能

 

また、大和ハウスの「D-room」シリーズでも、床の遮音性能を向上させる技術が導入されています。これにより、軽量鉄骨造でも快適な住環境を実現できるようになってきています。これらの技術は、住環境の改善だけでなく、物件の資産価値向上にも寄与しており、今後も注目が集まるでしょう。

参照:大和ハウス:商品ラインナップ

 

大手ハウスメーカー施工の軽量鉄骨物件の口コミ

上記で積水ハウスや大和ハウスなどの大手ハウスメーカーだと防音性能が良くなってきていると書きましたが、具体的な口コミも気になりますよね?

もちろん集めてみましたのでご参照ください!

 

防音性は内見時にチェック!物件選びのポイント

 

軽量鉄骨造の防音性能は物件ごとに異なるため、選択する際には内見時に防音性をしっかりと確認することが重要です。内見時の確認ポイントを抑えることで、住んでからの騒音トラブルを未然に防ぐことができます。

以下では、試す価値有りの物件選びのポイントを紹介します。

 

耳をすませて周囲の音の聞こえ方を確認

内見時には、物件内で耳をすませて、周囲の音がどの程度聞こえるかを確認しましょう。上下階や隣室からの音、外部からの騒音がどれほど響くかをチェックすることで、防音性能を実感できます。特に、昼間や夜間の音の違いを確認すると、実際に住んだときの騒音レベルをより正確に把握することができます。

 

窓を開けた状態と閉めた状態を比較

窓を開けた状態と閉めた状態で、外部からの音の聞こえ方を比較することも重要です。窓の防音性能がしっかりしているかどうかを確認することで、快適な住環境を選ぶことができます。特に、幹線道路や鉄道沿いなど、外部の騒音が気になる場所では、窓の防音性能が非常に重要です。

 

壁を軽く叩いてみる

壁を軽く叩いてみて、音の伝わり方を確認しましょう。壁が薄いと、隣室からの音が伝わりやすくなるため、壁の厚みや防音材の有無を確認することが大切です。もし、隣のお部屋も空室であれば、内見時に不動産会社にお願いして、音の聞こえ方を確認させてもらうと良いでしょう。

 

周辺施設は事前に確認しておこう

物件の周辺に、学校や商業施設、交通機関などの騒音源があるかどうかを事前に確認しておくことも必要です。特に内見するのが土日の場合は、平日に稼働する施設(学校や工場など)の騒音などもイメージしておきましょう。また、夜間営業の飲食店や交通量の多い道路が近くにある場合は、騒音トラブルの原因になりやすいので、事前の確認をおすすめします。

 

防音性能を高めるための対策

 

防音性能をさらに高めたい場合には、いくつかの対策を講じることで、日常の生活音や外部からの騒音を効果的に抑えることができます。これらの対策は、比較的簡単に実施できるものから、少し手間がかかるものまでさまざまです。ここでは、防音性能を向上させるための具体的な方法を紹介します。

 

遮音カーテンの設置

遮音カーテンを設置することは、外部からの音を遮断し、室内の静かさを保つための有効な手段です。遮音カーテンは、通常のカーテンよりも厚手の生地で作られており、窓から侵入する音を効果的に遮ることができます。交通騒音や外部の生活音を大幅に軽減することができるため、夜間の睡眠環境を改善するのにも役立つでしょう。

 

ドアやサッシの隙間を埋める

ドアやサッシの隙間を埋めることも、防音対策として非常に有効です。ドアや窓の隙間は、音が漏れやすい部分の一つです。市販されている隙間テープやパッキンを使用して、これらの隙間を塞ぐことで、外部からの音の侵入を防ぐことができます。特に、古い建物や隙間の多い窓枠には、この対策を施すことで防音性能が大幅に向上します。


 

壁面に大きめの家具を設置する

壁面に大きめの家具を設置することで、音の反響を抑えることができます。特に、隣室との壁に本棚やクローゼット、テレビボードなどを配置することで、音の伝わりを軽減することが可能です。家具自体が音を吸収し、壁を通じて伝わる音を和らげる効果が期待できます。また、大型の家具を壁に密着させることで、壁の振動を抑え、防音効果をさらに高めることができます。

 

吸音パネル・防音パネルを設置する

吸音パネルや防音パネルを壁や天井に設置することで、室内の音の吸収率を高め、静かな環境を実現することができます。これらのパネルは、特に音が反響しやすい部屋や、音楽を楽しむための部屋に設置するのが効果的です。吸音パネルは、壁に取り付けるだけで簡単に設置でき、デザイン性の高いものも多く、インテリアとしても活用できます。

 

イヤープラグ(耳栓)を装着する

どうしても外部からの音が気になる場合は、イヤープラグ(耳栓)を使用することも効果的です。イヤープラグは、睡眠時や集中したい時に使うことで、外部の騒音を遮断し、静かな環境を作り出すことができます。特に、音に敏感な方や、夜間に騒音が気になる場合には、イヤープラグを使用することで、質の高い休息を取ることができます。

まとめ:軽量鉄骨造の防音性能は物件による。内見時のチェックと対策は欠かさずに

 

軽量鉄骨造の防音性能は、物件ごとに異なるため、物件選びの際にはしっかりと確認することが重要です。軽量鉄骨造は、他の構造と比べて音が伝わりやすい傾向がありますが、大手建築メーカーによる技術の進歩により、年々防音性能が改善されています。そのため、実際に物件を選ぶ際には、内見時に周囲の音の聞こえ方や壁の厚み、窓の防音性能などをしっかりと確認することが必要です。

また、必要に応じて防音対策を講じることで、さらに快適な住環境を実現することができます。物件選びにおいては、内見時のチェックを欠かさずに行い、防音性能に不安がある場合は、自身で対策を講じることも検討しましょう。これらのポイントを押さえることで、快適な生活環境を手に入れることができるでしょう。

  • この記事を書いた人

みやへい

不動産管理会社勤務/月間約5万PVのブログ『みやへい不動産』運営/ 不動産・暮らしに役立つ情報中心に発信しています/宅地建物取引士/2級FP技能士/3児の父は育児も奮闘

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