大阪の賃貸管理会社勤務の
みやへい(@miyahei2023)です。
このブログでは、賃貸物件に関わるあらゆるトラブルや悩みを解決するべく様々な役立つ情報を発信しております。
突然ですが、
「あなたは生活していて急にテレビが映らなくなった経験はありますか?」
急に映らなくなると、普段からテレビを良く見る方にとってはかなり辛いでしょう。
- 楽しみにしていたアニメ、ドラマが見れない
- ニュースなどの情報番組が見れない為、不安、落ち着かない
- 普段何気なくつけているお笑い番組が見れないので退屈
などといったストレスが襲ってくることは間違いありません。
今回は賃貸アパートやマンションで急にテレビが映らなくなった、入居してきてテレビのアンテナケーブルを差し込んでもテレビが映らないなどといった場合にどういった原因が考えられるのか、そしてその対処法について書いていきたいと思います。
賃貸マンション・アパートでTV(テレビ)が映らない時に考えられる原因
テレビが急に映らなくなってしまった場合、または入居した直後からテレビが見れない場合に様々な原因が考えられます。
原因を探る手順として、
手順
- そもそもTVが見れる環境にあるかどうか
- 機器に不具合がないか
- アンテナに不具合がないか
上記の順番で調べていく必要があります。
一戸建て賃貸の場合はテレビ受信設備が無い場合が多い
マンションやアパート等といった集合住宅の場合は、基本的にはテレビを受信するのに必要なアンテナやケーブルなどの設備が導入されていることが殆どですが、一戸建ての賃貸の場合は地デジの設備が用意されていないことのほうが多くなります。
一戸建ての賃貸を契約する場合は引っ越し前に設備の有無を確認しておく必要があります。
また、ほんと稀にですが、集合住宅の場合でも地デジの設備が導入されていない物件もありますので注意が必要です。
設備が無い場合は自分で用意するしかありません。以下の3つのいずれかの方法で視聴できるようになります。
TVを視聴する方法
- TVアンテナを設置する
- ケーブルテレビを契約する
- 光回線のテレビを契約する
TVアンテナを設置する
アンテナを一度設置してしまえば月額料金がかからなくて済みますが、当然ながら最初に取り付け費用がかかってしまいます。
相場は本体代金と工事代金を合わせるとおおよそ50,000円~100,000円ぐらいでしょうか。賃貸でこれだけ出費すると考えると結構大きな金額ですよね。
注意したいのが、雨風などで破損してしまうリスクがあります。
私が管理で担当しているマンションでも、大きな台風があった時には幾つかアンテナが曲がったり折れたりしたことがありました。特に台風の多い地域なんかは別の方法で導入を検討した方が無難かもしれません。
ケーブルテレビを契約する
ジェイコムや他地方のケーブルテレビ局と契約してテレビを視聴する方法です。
メリットとして、地デジだけではなくBSやCS、他にも色々な有料チャンネルがあり視聴できる。
同時に電話やインターネットも契約できる。という点が挙げられます。
ただし月額料金が3,000円~6,000円台くらいとランニングコスト的に高額です。
光回線のテレビを契約する
もしインターネットで光回線を利用しているのであれば、回線業者によりますが、オプションで光回線でテレビを受信して視聴することができます。
ひかりTV
株式会社NTTぷらら提供する光回線を利用したテレビ視聴サービスです。
月額1,650円(税別)~で有償ですが、地デジBSはもちろん他のチャンネルも含めると50ch以上もの番組を視聴することができます。
フレッツ・テレビ
フレッツ光の回線を利用している方やこれから利用の予定がある方は、インターネットの料金+660円(税別)~で地デジ、BSが視聴可能になります。
機器に不具合がないか確認しよう
建物に何かしらの視聴設備が導入されているにも関わらずテレビが映らない場合はオーナーや管理会社に連絡する前に、機器や配線等に不具合がないか確認しましょう。
地デジに対応していないテレビにはチューナーが必須
最近のTVだと基本的には地上デジタルチューナーがテレビに内蔵されていますが、余程古いテレビだと地デジ対応でない場合がありますので、外付けの地デジチューナーを購入して取り付ける必要があります。
地デジの始まりといえば2003年に導入が開始され、2011年にアナログからデジタルに完全移行されました。さすがに相当な年月が経過しているので、アナログのテレビはかなり少なくなってきているかとは思いますが...。
アンテナ端子にアンテナケーブルがしっかり接続されているか確認する
テレビだけ設置しても当然テレビは映りません。
実際によくあるのが、テレビが映らなくなった!と大騒ぎをした挙句、コンセントが単に抜けていただけとか、しっかり差さっていなかっただけ、なんていうお騒がせなケースもあります。
〈▽アンテナ端子の写真〉
またテレビ側の方も間違った端子に差さっていないか念の為確認しておきましょう。
B‐CASカードの問題
B‐CASカードとは
B-CASカードは、デジタル放送受信機に同梱されているICカードです(台紙に貼り付けた状態で同梱されています)。
BS・110度CS・地上デジタル対応受信機には赤色のBS・CS・地上共用カードが、地上デジタル専用受信機には青色の地上デジタル専用カードが同梱されています。
B-CASカードは、地上デジタル放送、BSデジタル放送、110度CSデジタル放送の番組の著作権保護、有料放送、自動表示メッセージ、データ放送の双方向サービスなどに利用されています。
引用:B‐CAS
※一部の受信機には、小型(Plug-inSIM形状)のB-CASカード(ミニカード)が同梱されています。
※一部の地上デジタル専用受信機では、B-CASカード(特別内蔵用カードまたは特別内蔵用ミニカード)があらかじめ装着(内蔵)されています。
基本的にはB-CASカードというICカードがテレビの裏や側面にある差し込み口に挿入されていなければテレビを視聴することができません。
何かの拍子に抜いてしまった、落ちてしまったなんてことも考えられますので、カードが差さっているか一度確認してみましょう。
またB-CASカードが差さっている場合は一度差し直してみて、それでも改善しないはB-CASカードに不具合がある可能性もあります。
B-CAS(ビーキャス)公式HPで不具合の診断と、再発行もできます。
エラーコードが画面に表示されている場合
テレビ画面に見慣れない英数字が表示されている場合、その数字はエラーコードかもしれません。
エラーコードの場合は表示されている数字によって、エラーの原因が異なりますので、エラーの内容を以下で確認してみてください。
E203(放送していない)
E203が表示された場合、主に放送局側で信号をストップすることによって、放送を中止しているケースが考えられます。特に深夜帯などにはよく見られます。
リモコンの番組表でそのチャンネル自体が放送中止になっていないか確認してみましょう。
ただし、場合によっては電波やケーブルの不具合などで表示されることもあります。
0200・E201(受信レベルの低下)
アンテナの受信レベルが低下することによって0200もしくはE201のエラーコードが表示されます。
アンテナの向きが変わっていたり、電波障害によって受信レベルが低下することがあるようです。
集合住宅の場合は管理者に問い合わせましょう。
E202(電波が届いていない)
E202が表示されれば電波が全く届いていないことを指します。
アンテナやケーブルに不具合がある可能性が高いのでそこから原因を探ってみましょう。
E100~E103(B‐CASカードの問題)
B‐CASカードに問題がある場合はこのエラーコードが表示されます。
B-CASカードについては先述していますので、ご参照ください。
改善しない場合は、管理者に相談
賃貸マンションやアパートの集合住宅で共聴アンテナが設置してある場合で、上記を試した結果、それでも改善しない場合はオーナーや管理会社に相談しましょう。
ちなみに、共聴アンテナとは簡単にいうとマンションやアパートの屋上についているアンテナで、1つのアンテナから各戸に分配されるもののことです。
まとめ
今回は賃貸マンションやアパートでテレビが映らなくなってしまった場合に考えられる原因をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。
テレビが映らない場合の原因を探る手順は以下の通りです。
- そもそもTVが見れる環境にあるかどうか
- 機器に不具合がないか
- アンテナに不具合がないか
上記の順番で確認する必要があります。
建物にテレビの受信設備が備わっていない場合
⇒アンテナの設置や光テレビの契約などでテレビを受信できるようにしなければならない。
地デジ対応でない場合
⇒外付けの地デジチューナーを購入して取り付ける必要がある。
配線を確認する
⇒アンテナ端子にしっかりとコンセントが接続されていない可能性もあるので確認しましょう。
B-CASカードを確認する
⇒カードが差さっているか確認し、差さっている場合は抜き差しを試す。それでもダメなら再発行。
エラーコードが表示されている場合
⇒エラーコードの表示を確認し、原因を調べる
不具合が発生した場合は、焦らずに上記の手順で試してみましょう。
意外に線が抜けてるだけだったとか、B-CASカードが差さっていないだけだったみたいな大したことのない原因かもしれませんよ。
ぜひ参考にしてください。