大阪の賃貸管理会社に勤務しているみやへい(@miyahei2019)です。
引っ越しシーズンもようやく落ち着きを見せておりますが、引っ越しが終わってひと段落とか思えば、賃貸アパートや賃貸マンションなどの集合住宅の場合によくあるのが近隣住民とのトラブルで、そのトラブルの中でも断トツに多いのが騒音トラブルです。
賃貸上下両隣の住居から毎日のように、時間帯問わず足音や楽器の音、TVの音、生活音等が聞こえてきてお悩みの方の為に、今から取るべき対策を記事にしていきたいと思いますので、参考にしてみてください。
まずは管理会社に相談する。直接訪問はNG!
管理会社に依頼すると、最初は通報者が誰かわからないように、注意文を全戸に投函し、わかりやすい所に掲示するといった対応が一般的でしょう。
但し、文章の内容が管理会社によって全然違います。
例えば抽象的な内容の文章の場合は全然効果が無かったりするので、1回目の注意文で効果がなかった場合は、騒音元の住人が「これって私の部屋のこと?」と、自覚するような文章にアレンジしてもらうようにお願いしてみましょう。
その方が確実に効果が出ます。
ここで気をつけたいのが、直接訪問することは極力避けましょう。
直接訪問することでトラブルになり兼ねませんし、特に若い女性などが訪問したりするとストーカー被害や嫌がらせ行為を受けることもありますので、気を付けてください。
酷い場合は警察にも相談
警察によってどこまで対応してくれるかが変わるそうですが、基本的には警察官が騒音の元になっている宅に訪問し、注意をします。
直接注意をする分、貼り紙より効果は高いですが、通報したことがバレてしまう可能性がある為、ちょっぴりリスキーです。
手順としては、いきなり警察へ連絡するのでは無く、まずは管理会社に対応を依頼して、どうしても管理会社では対応できないといった場合の最終手段として取っておいてください。
構造上仕方が無い場合もある、退去も視野に
中には壁がかなり薄くて、生活音や話し声が丸聞こえになってしまう物件もあります。
幾ら生活音が出ないように気を遣っていても聞こえてしまうので、対策のしようがありません。
防音工事を施すといった方法もありますが、工事をするのに数十万円と費用がかかる為、多くのオーナーの場合そこまで対応してくれません。
どうしても我慢ができない場合は退去も視野に入れるしかないでしょう。
壁ドンはNG、犯人の決めつけにも注意が必要
騒音に耐えれないからといって、壁や天井をたたく行為は控えておきましょう。
相手が逆上し、トラブルに発展するリスクもありますし、間違った部屋の方向に向かって攻撃してしまう可能性もあります。
つまりどういうことかというと、賃貸マンションの構造によっては右隣から聞こえていると思っても、実際は上の階からの騒音だった、なんてことがよくあります。
間違いなくその部屋から音がしているかをしっかり確認して、管路会社やオーナーに誤った報告をしないように気をつけましょう。
効果的な騒音対策
逆に注意を受けた場合や周囲からの騒音を軽減する為に、どのような対策があるでしょうか。
騒音の原因によって対策が変わります。
吸音パネル
ステレオやTVの背面に設置するのが効果的です。
お部屋のアクセントとしてインテリアとしてもGOODです。
防音カーペット
居室での足音や物音が階下に響いている場合は防音カーペットを敷くことで音を軽減できます。
防音・遮音カーテン
外部からの騒音が気になる場合は、防音のカーテンを選ぶだけで大幅に軽減できる場合があります。
まとめ
今回は賃貸マンションの騒音トラブルについて書きましたがいかがだったでしょうか。
管理会社で勤務する身としても、数ある騒音トラブルをどうやって解決に導けるかが課題ですが、解決する為には発生原因や時間帯などが明確にわかっていると対応の仕方が変わってきますので、騒音でお困りの場合は音が出る時間帯やどういった音がするのか、どの方向から音がするのかをメモしておいて管理者へ伝えることをおすすめします。
それではまたお会いしましょう!!