現役FP宅建士のみやへい(@miyahei2023)です。
『友人とルームシェアしたいけど物件借りれるかな...』
とお悩みの方は多いのではないでしょうか。
結論から申し上げると友人・知人とのルームシェアの入居審査はかなり厳しいです。
今回はそんなルームシェアの契約について
- なぜルームシェアの入居審査は難しいのか
- 入居審査で通りにくいのはどのようなケースか
- 入居審査に通りやすいパターン
- 入居審査を通りやすくするポイント
を解説していきます。
これから賃貸マンション・アパートで、ルームシェアでの入居を検討している方は是非参考にしてください。
この記事を書いた人
賃貸マンションでの友人同士のルームシェアははなぜ入居審査が難しいのか
先に言っておきますが、友人同士のルームシェアは、9割以上の物件が難しいと思っておいた方がよいでしょう。
難しいのには以下のような理由があります。
- そもそも管理会社がルームシェア不可で募集している
- 物件のオーナーがルームシェアに対しての印象が良くない
- ワンルームや1Kなど、単身入居限定で募集している
- ルームシェアの解消で早期に解約することが多い
順番に解説していきます。
そもそも管理会社がルームシェア不可で募集している
管理会社によっては、そもそも自社で管理している物件の全てをルームシェア不可にしているケースがあります。
特に大手の管理会社ほど不可にしていることが多いようです。
理由としては、管理会社の立ち位置からすると、入居中にトラブルがあったら管理会社が対応しないといけなくなるので、トラブルを事前に避ける為不可にしています。
この場合は諦める他ないでしょう。
物件のオーナーがルームシェアに対しての印象が良くない
ルームシェアに対しての印象があまり良くないというオーナーも多く、その場合ほとんどは断られてしまいます。
ただし、交渉の仕方によっては入居できることもありますので、気に入った物件があったら諦めずにアプロ―チしてみてもいいかもしれません。
アプローチの方法(通りやすくする為のポイント)は最後の方でまとめていますのでそちらをご参照ください。
ワンルームや1Kなど、単身入居限定で募集している
ワンルームや1Kなどの間取りは特に単身者限定で募集しているケースが多いです。
全てではありませんが1DK以上の間取りになると二人入居が可能になる物件が増えるので、1DK以上を中心に探すことをおすすめします。
ルームシェアの解消で早期に解約することが多い
友人同士のルームシェアが不可の物件が多い理由のひとつとしては、ルームシェアの解消によって早期に解約になるケースが非常に多いからです。
同居する前はとても仲の良い友人だったとしても、実際に同居しはじめてみると生活リズムや慣習の違いなどでお互いがストレスに感じ、「やっぱり別々で暮らそう」となるのはよくあること。
短期で解約になると、オーナーからしたら「また募集に出さないといけないのか」という手間と空室リスクがありますので、断るオーナー・管理会社が多いようですね。
ルームシェアでの入居審査で通りにくい人の特徴
ルームシェアの審査で通りにくいのは以下のような人です。
- 個人事業主などで収入が不安定
- 勤続年数が短い
- 勤務先の実態が明らかにあやしい
- 収入に対して家賃が高い
- 態度が悪い
- 連帯保証人、緊急連絡先が身内にいない
家賃滞納や入居者間のトラブルなどが少しでも発生しそうなイメージを持たれてしまうと、入居が断られてしまう傾向にあります。
ルームシェアでの入居審査で通りやすい人の特徴
一方で、ルームシェアでの入居審査に通りやすい人の特徴は以下のような人です。
- 契約者と同居人ともに収入が安定している
- 3親等以内の連帯保証人もしくは緊急連絡先をつけることができる
- 態度、人柄がよさそう
ルームシェアでの入居審査を通りやすくする為のポイント
ルームシェアでの入居が難しいのはわかったけど、少しでも入居審査通過の確率上げたいですよね。
そこで、入居審査に通過しやすくなるポイントをご紹介します!
収入が高い人を契約者にする
例えば友人同士の2人でルームシェアをするとして、どちらかの収入が不安定だったり、年収が低いような場合は、収入が高く安定している方を契約者にしましょう。
賃貸契約の申込書は、基本的に契約者の勤務状況を詳細に書く必要がある為、契約者の収入が高い方が申込書の見栄えもよくなって、良いイメージをもってもらいやすくなります。
人柄を最大限アピール
オーナー側にとって、ルームシェアで心配なのが、トラブルを起こさない人物かどうかという点です。
お部屋探しの際に直接オーナーと話するケースは少ないと思いますが、不動産屋さんにいいイメージを持ってもらえると、オーナーにも良いように伝えてくれるものですので、結果的に審査に通りやすくなります。
- ハキハキと話す
- 笑顔を心掛ける
- 提出物はスピーディに出す
連帯保証人をそれぞれにつける
こちらは不動産会社に相談してみてどうかというところですが、入居者それぞれに連帯保証人をつけることにより、オーナーに安心感を与えることができます。
ルームシェアをして、入居の途中で片方が出て行ってしまうということは少なくありませんが、よくあるトラブルは以下のケースです。
例えば契約者Aと同居人Bのルームシェアで、連帯保証人がAの父だった場合において、入居の途中でAが出て行ってしまいました。
この場合同居人のBは解約するか、名義変更をしてBが契約者なってそのまま残るという選択肢がありますが、そのまま残る場合はBと連帯保証人(Aの父)は関係性が低いので、Aの父は連帯保証人の解消を求める場合があります。
そういった事態を避ける為に、AとBのそれぞれに連帯保証人をつけることで、トラブル防止につながりますので、入居を受け入れてくれる可能性がアップします。
まとめ:ルームシェアの入居難易度と審査通過のコツ
今回は『賃貸で友人同士のルームシェアの入居は難しい?審査通過する為のコツ』というテーマでまとめましたがいかがだったでしょうか。
まとめると、、、
ルームシェアの審査が厳しい理由
- そもそも管理会社がルームシェア不可で募集している
- 物件のオーナーがルームシェアに対しての印象がよくない
- ワンルームや1Kなど、単身入居限定で募集している
- ルームシェアの解消で早期に解約する人が多い
ルームシェアでの入居審査で通りにくいのは以下のような人です。
- 個人事業主などで収入が不安定
- 勤続年数が短い
- 勤務先の実態が明らかにあやしい
- 収入に対して家賃が高い
- 態度が悪い
- 連帯保証人、緊急連絡先が身内にいない
ルームシェアでの入居審査で通りやすい人の特徴
- 契約者と同居人ともに収入が安定している
- 3親等以内の連帯保証人もしくは緊急連絡先をつけることができる
- 態度、人柄がよさそう
ルームシェアで物件を借りることは結構ハードルが高いですが、根気強く探せばいい物件に出会えるかもしれませんので、今回の記事を参考に物件探しに臨んでみてください。
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