大阪の不動産管理会社勤務のみやへい(@miyahei2019)です。
今回は賃貸オーナーさんや不動産会社さん向けの記事になります。
早速ですが、皆さんはどんな空室対策をしていますか?
無論、賃貸の空室というものは長引けば長引く程収支がどんどん下がってしまいます。
そこで空室をうめる為に空室対策を施さなくてはいけませんが、ただ単に家賃を下げたり、何も考えずに毎回フルリフォームでお金をたくさん使っているようでは素人同然です。
もちろん、相場とあんまりにもかけ離れている条件で募集をしている場合は上記の方法も考えなくてはなりませんが、その前にできる空室対策はたくさんありますので、今回はその方法について解説していきます。
部屋付けにお悩みのオーナーさん、不動産会社さんは、是非参考にしてみてください。
空室対策① フリーレント
最近だいぶ浸透してきたように思いますが、フリーレントは空室対策にかなり効果的です。
フリーレントとは、契約時の家賃を一定期間無料にすることを言います。
例えば
契約始期が4月1日だった場合に、 通常は4月1日から起算して賃料を払わなければいけませんが、フリーレントが1ヶ月付いている場合は5月1日からの賃料発生になります。
入居者さんからすると引っ越し時は出費が多いので、できるだけお金は出したくないもの。
フリーレントをつけると実際家賃が1ヶ月分浮くことになりますので、入居者さんから大変喜ばれます。
1ヵ月空き家のままでほったらかしにするぐらいなら、試しにフリーレントキャンペーンで広告してみましょう。
空室対策② 商品券プレゼント
お部屋を契約してくれたお客さんに還元するのもひとつ手ですが、ここでは仲介の営業マンに謝礼として商品券をお渡しすることをお勧めします。
仮に条件があまり良くない物件でも、決めたら商品券がもらえる物件だ、と認知してもらうことで、必死に営業してくれるからです。
なぜ現金でなく、商品券かというと以下のような理由があります。
ポイント
- 領収書を出してもらえば、経費で落とせる
- 現金だと、会社の売り上げに計上されてしまい、決めてくれた担当営業マンに還元できない。
私も仲介業者で働いていた時は、商品券をくれる物件を潜在的に営業してしまっていました。
この方法はガチで効果があります!
空室対策③ 室内に飾りを施す
空室は何も物が置いておらず殺風景です。
室内の至る所に飾り付けをすることで、生活のイメージが沸くので決定打になることも。
簡単な小物を置いたり、モデル家具を設置するのも良いでしょう。
主な飾り付けの例としては以下のようなものがあります。
【例】
- お皿、コップ、ナフキン
- お洒落なまな板、お玉など
- 芳香剤
- スリッパ、玄関マット
- トイレカバー、マット
- ラグ
- ソファ、テーブル
- ベッド
- カーテン
- 電球(ソケット)
特に最後の「電球(ソケット」はおすすめですよ!
特にファミリー物件は居室に照明をほとんど付けていないと思いますが、時間帯によって、内見時には暗くなりがちです。
そんな時にこれをつけているだけで、内見時一気に明るい雰囲気になります。
空室対策④ アクセントクロス
壁や天井の一部分だけをポイントとしてクロスの柄を変えて表情を付けます。
別名「ポイントクロス」とも呼びます。
できれば量産のクロスよりも1000番クロスでアクセントを入れた方が他物件との差別化を図れます。
補足
1000番クロスは、量産クロス(普通のクロス)より高級なクロスのことです。
尚、失敗をおそれるがあまりに無難だろうと思って薄め色のクロスをアクセントとして入れてもあまり目立たなく、失敗するケースが多いので、濃い目の色を選ぶことをお勧めします。 <経験談>
空室対策⑤ 空室案内をスムーズに行えるようにする
皆さんは空室の案内カギはどうしてますか?
鍵の所在によっては、案内に行くこと自体を面倒臭がられて中々紹介してもらえません。
鍵をオーナーさんが貸し出す、仲介店に預けているといった場合は、借りに行く時間がもったいないので、玄関ドアにジョイナーをセットしていただければ案内もスムーズにいくと思います。
使い方はとても簡単で、空室の鍵を開けてけてドア枠にジョイナーをセットし、ドアを閉めてダイヤル式の南京錠で施錠するだけです。
案内の問い合わせがあれば暗証番号を伝えるだけでスムーズに案内を行うことができます。
まとめ
今回は空室対策について記事にしましたが、いかがだったでしょうか。
もうすでに実施しているよ、という方も多いと思いますが、まだやったことのない方は是非試してみてください。
空室は本当にもったいないですからね!!
もしまた面白そうな空室対策ネタがあればアップしますよ~!
それではっ!!