大阪の不動産管理会社勤務の
みやへい(@miyahei2023)です。
賃貸で借りるお部屋が決まったら、入居審査を経た後にオーナーと賃貸借契約を結ぶことになりますが、契約の際には契約書とは別に必要書類の提出を求められます。
その必要書類とは住民票、収入証明、内定通知書、印鑑証明書など色々ありますが、オーナーや管理会社によっては、入居者の顔写真の提出を求められることがあります。
顔写真の提出と言われると、
- そんなの聞いたことない
- 何かに悪用されるのではないか
- そもそも何故必要なのか
と思われる方も結構多いと思います。
実際に私も仲介会社に勤務していた時は「なんで顔写真が必要なんですか?」とお客さんに聞かれることが多々ありました。
今回はそんな契約時の顔写真の提出について、提出が必要な理由やどのような写真を提出すればよいかなどを書いていきたいと思います。
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【理由】賃貸契約で顔写真の提出がなぜ必要なのか
賃貸の契約で顔写真の提出が必要なケースで、提出を求められるのには様々な理由がありますが、
大きく分けると以下の3つが大きな要因です。
理由
- 本人確認の為
- どんな人物が入居するか把握しておく為
- 審査の判断材料として
ちなみに関西地方は慣習的に結構前から顔写真の提出が当たり前になっています。
本人確認の為
一番の理由としては、本人確認の為の提出です。
免許証などの身分証明書と写っている人物が違うとか、写真とは全然別の人物が住んでいる。なんてことが無いように本人確認の意味で提出します。
私の経験で、不正に民泊目的で契約され、全然知らない外国人がマンションを出入りしていたというケースもありました。
顔写真提出の大事さを改めて感じた瞬間でした。
どんな人物が入居しているか把握しておく為
ここ最近、特にワンルームマンション等を中心に近隣へのあいさつをしない方が増えてきていることもあり、物件のオーナーも入居から退去まで住人と1回も顔を合わせることがない、なんてことも珍しくない時代になりました。
そこで顔を知らないとなると何かトラブルが起きた時に困ることが出てきます。
例えば鍵を紛失してオーナーに鍵を借りる場面があったとすれば、オーナーからすると見ず知らずの人物に鍵を貸すのはとても不安ですよね。
ですが、顔を予め把握していれば安心して鍵を貸すことができます。
他にも、物件の敷地内に怪しい人物がうろちょろしていたりしても、あの人は何号室の入居者だ、とか見覚えの無い人物だから警察に通報しよう、などといった判断材料にもなります。
審査の判断材料として
私が勤めている会社では、顔写真は契約時に必要ですが、審査時には提出が不要です。
ですが、オーナーや管理会社によっては審査時に顔写真の提出を求めて、その人相を見て審査の判断材料にしている所もあるようです。
顔で判断するなんてどうかと思うなんて方もいるかと思いますが、オーナーの立場で考えれば、契約する前に見ておきたいっていう気持ちは、私個人的にはわかります。
外見ですべてを判断することはできませんが、例えば明らかに他の入居者が怖がるような容姿だったりすると他の入居者が出て行ってしまうなんてケースも考えられるので、今回はお断りしようか、といった判断ができます。
余談ですが、昔は入居前にオーナーと面接をする物件も結構ありました。
それに比べると顔写真の提出はハードルが低く感じますね。
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どんな顔写真を提出すればよいか
証明写真を提出すれば間違いありませんが、それだけの為に証明写真を撮りに行くのは手間だし、お金もかかるので、もし証明写真が無い場合はスナップ写真も可で対応している所が多いので申し込みをした不動産会社に確認してみましょう。ただしカラーであることは必須でしょう。
中には身分証明書をカラーコピーで提出すればそれで足りる所もあります。
不動産会社によってはメールで写真を添付して提出するといった流れで対応してくれる所もあります。
たまーに、プリクラや滅茶苦茶ヤンチャな写真を提出してこられることがありますが、オーナーさんがびっくりしてしまうのでやめてあげてください。
まとめ:賃貸契約で顔写真が必要な理由
今回は賃貸借契約において顔写真の提出する理由について書いてみましたがいかがだったでしょうか。
顔写真が必要な理由
- 本人確認の為
- どんな人物が入居するか把握しておく為
- 審査の判断材料として
ここ近年で年々顔写真の提出を求められることが多くなってきていますので、提出を求められた場合は深く考えずに提出しても問題ないでしょう。
むしろそこで提出を拒んでしまうと、逆に不信感を抱かれて入居を断られることがあります。
どんな写真の提出だったらOKかはオーナーや管理会社によっても違うので心配であれば不動産会社に確認しましょう。
それではまたお会いしましょう!
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