大阪の賃貸管理会社勤務の
みやへい(@miyahei2023)です。
私は賃貸アパートや賃貸マンションの管理をする仕事、いわゆる賃貸管理の仕事に携わっております。
『賃貸管理』と聞くと
「クレーマーの対応とか大変そう」
「滞納者とやり取りするのはきつそう」
などといった
結構ネガティブなイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな賃貸管理の仕事について解説したいと思います。
特に、『賃貸管理の仕事に興味がある』という方は参考にしてください。
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賃貸管理はきつい仕事って本当?規模が小さい会社ほどきつい可能性が高い
賃貸管理はきついイメージを持たれていますが、実際はどうなのでしょうか。
まず、大前提として会社の規模によって一人あたりの業務の範囲が全然違います。
もしあなたが管理会社への転職を考えているとすれば、
特にこだわりが無いなら規模がそこそこ大きい会社を選ぶことをおすすめします。
『小さな不動産会社』で管理業務を行う場合は一人あたりの担当物件数は少ないものの、業務範囲が広くなります。
休日や夜間などの対応を外注していないことが多い為、緊急時は休みでも駆けつけないといけないことがしばしば。
反対に『そこそこ大きな管理会社』の場合は分業が進んでいる分1人で担当する物件の棟数は多くなりますが、業務の範囲は限定的になります。
基本的には休日や夜間の対応はコールセンターを外注しており、いざ緊急出動をしないといけない場合に自分が休みの場合でも代わりの人員がフォローしてくれたりします。
また、 基本的には会社の規模が大きい方が、休日数も多く残業が少ない傾向にあります。
他には、クレーム対応や契約書類作成などの業務が部署でわかれている分、責任も分散されるので心的ストレスは抑えられるかもしれません。
ただし社内で他部署とたくさん連携をとる必要が出てくるので、社内営業はしっかりとこなさなければなりません。
社内で普段からコミュニケーションを取ることで
ストレスのたまる仕事内容
管理会社をやっていて特にきついなあと感じる部分の代表例
きついポイント
クレーマーの対応
滞納督促
傲慢なオーナーとのやり取り
事故物件の現場に立ち会うことも
クレーマーの対応
「設備が故障した」とか、「室内で水漏れしている」などといったクレームは日常茶飯事で、それらを対応するのがメインの仕事なわけですが、それらとは別に「クレーマー」を相手にしなければならない時は大変です。
「今すぐこい」とか、「設備が壊れたから直るまで家賃を払わない」とか、「直接オーナーに連絡するぞ」とか非常識なことを言う人がたまにいてますので、そういう人たちの相手をしなければなりません。
はっきり言ってクレーマー対応は『慣れ』ですが、
下の対面・電話・メールまで クレーム対応「完全撃退」マニュアル――100業種・5000件を解決したプロが明かす23の技術を読めば、様々なクレームの対処方法が書かれていますのでかなり参考になります。
Amazonのレビューを見てもわかると思いますが、内容の濃い書籍になっています。
滞納督促
ここ最近の入居はほとんど保証会社に加入している為、万が一家賃滞納があったとしても保証会社が督促してくれるのでそれほど手間はかかりませんが、昔からの契約で保証会社に加入していない場合は管理会社が滞納督促をしなければなりません。
滞納者は平気で嘘をついたり、約束を全然守らないなんてことはよくありますので、時には厳しいことを言ったりせざるを得ません。
裏切られてばかりなので、時には人を信じられなくなることも。(?)
傲慢なオーナーとのやり取り
賃貸管理の仕事は、毎月物件のオーナーから決まった管理料をいただいて成り立っていますが、本当に色々なオーナーがいます。
「放任主義のなんでもお任せオーナー」もいれば、
「とにかくマメに連絡が欲しいオーナー」
「話が長いオーナー」など様々です。
その中でも特に「無理難題を言ってくる傲慢なオーナー」の対応は大変です。
夜中や早朝にも関わらず自分の都合で電話をかけてきたり、緊急性が無いトラブル(例えば 管理ステッカーのない自転車がとまっているとか。)にも関わらずすぐに物件を見に行くよう指示を受けたりなどなど色んな無茶を言ってきます。
ただし、そんな癖をもったオーナーでも、1年2年と顔を合わせているうちにどんどん打ち解けてきますので、そうなると提案が通りやすくなったり、信用してもらえれば自分のペースで仕事ができるようになってきます。
賃貸管理の仕事にはこういったやりがいもある
賃貸管理の仕事は大変なことも多いですが、その一方でやりがいもあります。
トラブルを解決したとき
賃貸管理業はクレーム産業、トラブル産業と言っても多いぐらい毎日小さなトラブルから大きなトラブルまでたくさん対応しなければなりません。
しかしそんなトラブルを解決した時には、かなりの達成感を感じることができるでしょう。
中でも手ごわいクレーマーから最後に「ありがとう」と言わせた時に何とも言えない満足感を味わうことができます。
オーナーから感謝されたとき
前述しましたが、賃貸管理会社は毎月オーナーから一定の管理料をいただいて運営をしています。
そんな最大の顧客であるオーナーから感謝されることがあります。
例えば、部屋が満室になった時や、トラブルに対して迅速な対応をおこなった時などに、
「○○くんが担当で良かった」とか「お陰で助かりました」などの感謝の言葉を直接いただいたりすることも多いので、やはり感謝されると嬉しいですし、やりがいにもつながります。
たくさんの人とつながりを持てる
賃貸管理の仕事では、たくさんの人と関わりを持つことができます。
物件オーナーや入居者はもちろん、仲介会社、同業他社、リフォーム会社など毎日色々な人とコミュニケーションをとることができる為、幅広い話題に触れることができて知識を吸収することができます。
不動産や修繕の知識が身に付く
仕事をしていると当然不動産に関する知識は身についてきますし、あとは小修繕などが自分でできるようになるので普段の生活でも役立ちます。
私も最初は何もできませんでしたが、今ではパッキン交換や鍵交換、網戸張り替えなど、誰に教えてもらったわけでもありませんができるようになりました。
結局は会社選びが一番大事
賃貸管理の会社は、ぬるい会社ときつい会社で休日数や社内の雰囲気までがまるっきり違います。
そこをしっかりと見極めるためにおすすめなのが転職エージェントの存在。
特に不動産業界に特化した転職エージェントを利用することで、その企業の情報を多く持っていたりするので、役立つアドバイスをしてくれることも。
全て無料で利用できるので使わないと勿体無いサービスです。
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まとめ
今回は『賃貸管理はきつい仕事って本当?実際に働いてみて思うこと』をテーマに記事にしましたがいかがだったでしょうか。
賃貸管理は業務内容的には結構きついことが多いのは事実ですが、選ぶ会社次第で大変さがかなり違ってきます。
良い会社を選べば、休みはしっかりと取れて、仕事に関してはしっかりと周りがフォローに入り、収入も安定させることができますので、会社選びに失敗しないように事前にある程度口コミなどを見た上で求人に応募するようにしましょう。
また、求人サイト+転職エージェントを活用することで転職失敗の可能性を減らすことができます。