「賃貸物件を探しているけれど、同居人の信用情報が気になる…」
このような悩みを抱える方は少なくありません。
特に、同居人がブラックリストに載っている場合、賃貸の審査にどのような影響があるのでしょうか?
本記事では、賃貸の入居審査における同居人の影響、審査に落ちる場合の理由とその後の対策について詳しく解説します。
この記事で解決できる悩み
- 同居人がブラックリストに載っている場合においての賃貸入居審査の影響について知りたい
- 賃貸の入居審査で落ちる原因と対策について知りたい
- ブラックリストに載っている同居人とでも審査に通りやすい物件の特徴を把握する
- 審査に落ちた後に取るべき行動や別の物件を探す際のポイントを知りたい
同居人のブラックリストが賃貸の入居審査に与える影響
賃貸の契約で、契約者がブラックリストだと入居審査に通りにくくなることは皆さんのお察しの通りですが、同居人がブラックリストに載っている場合には、入居審査に影響は出るのでしょうか。
以下では、賃貸の入居審査において、同居人がブラックリストの場合に、入居審査にどう影響が出るのかという部分に焦点を当てて解説していきたいと思います。
賃貸の入居審査の基準とプロセス
賃貸の入居審査は、オーナーや管理会社が、物件を安心して貸せる人物かどうかを判断する、貸す側にとっては非常に重要なプロセスです。
申込みの内容を基に、
- 家賃をしっかりと支払っていくだけの安定的な収入があるか
- 近隣住民とトラブルを起こさない人物か
- 過去に支払いの延滞を起こしていないか
- 申込みの内容に虚偽や怪しい点はないか
など、貸し手によって異なる審査基準で判断します。
入居審査の日数はおおよそ3日から7日程度です。
入居審査はオーナー審査、管理会社審査、保証会社審査などがあり、一昔前はオーナーと管理会社が内容を見て問題なさそうであればそれで審査合格となっていましたが、最近では保証会社審査に通過することが絶対条件になっている物件がほとんどです。
これらのあらゆる視点から審査することにより入居の可否を判断していくことになります。
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ブラックリストとは?同居人の影響
ブラックリストとは、過去の金融取引や契約履行に置いてトラブルを起こした人物が要注意人物扱いされることを指します。
これには、遅延支払い、債務不履行、倒産などが含まれることがあります。
契約者のみならず、同居人がブラックリストに載っている場合、その情報が審査の際に問題視され、審査結果に悪影響を及ぼす可能性があります。
同居人の信用状況が審査に及ぼす影響は、物件や管理会社によって異なります。
入居審査における信用情報の重要性
賃貸の入居審査では、借り手の信用情報が重要な役割を果たします。
信用情報には、過去のローンやクレジットカードの支払い履歴、さらには他の賃貸契約での滞納歴が記録されています。
この信用情報ですが、管理会社やオーナーが確認しているのではなく、保証会社が確認しており、主にクレジットカード系(信販系)の保証会社の審査で影響が出ます。
有名なところでいうと
- オリコ
- エポス
- ジャックス
などがあります。
これらの保証会社に加入しなければならない場合、過去のクレジットカード滞納や消費者金融での無茶な借り入れなどがあれば、審査に落ちる可能性が高くなります。
賃貸の入居審査で落ちる原因
賃貸の入居審査で残念ながら不合格になってしまったケースにおいては何かしらの原因があります。
以下では審査で落ちる様々なケースを深掘りしていきます。
ブラックリストが原因で落ちる
ブラックリストに載っていると、賃貸の入居審査で不利になることがあります。
このリストには、過去の借入やクレジットの滞納、債務不履行などの記録が含まれています。
審査時にこれらの情報が発覚すると、賃料支払いに関するリスクが高いと判断されることが多く、結果として審査に落ちる可能性が高くなります。
別の理由で落ちる
ブラックリスト以外にも、入居審査で落ちる原因は多岐にわたります。
例えば、収入が不安定であったり、申込書類に不備がある、以前の賃貸契約でトラブルがあったなどの理由があります。
また、連帯保証人が必要な物件においては、連帯保証人が見つからない、または連帯保証人の信用情報に問題がある場合も、審査に影響します。
他にも審査落ちには様々な要因が
- 収入が低い、不安定、もしくは無い
- 職業差別(夜のお仕事はダメとか、パート・アルバイトはダメとか)
- 外国籍の方(ゴミの出し方や文化の違いなどを気にされることが多い)
- 連帯保証人の内容(身内では無い、住所が遠方、収入が低い)
- 高齢者(70歳を超えると厳しくなる傾向がある)
- 子供(不可の物件もあれば、年齢によってはOKという場合も)
- 入居人数(ワンルームに2人入居や、明らかに多い場合など)
- 宗教差別
- 生活保護受給者
- 年齢が若い
- カップル(籍を入れていない)
- ルームシェア
- 事務所利用での契約
同居人がブラックリストでも賃貸の入居審査に通過する場合もある。審査通過率を高めるための対策
同居人がブラックリストに記載されている場合でも、一部の賃貸物件の入居審査においては合格することが可能です。
審査に通過する可能性を高めるためには以下の方法を検討する必要があります。
保証会社なしで契約できる物件を選ぶ
一部の賃貸物件では、保証会社を利用せずに契約することが可能です。
これらの物件は、通常、オーナー・管理会社が直接入居者を審査するため、ブラックリストに載っている同居人がいても柔軟に審査してもらえる可能性があります。(そもそも信用に傷があってもわからない)
保証会社を介さない分、審査プロセスがスピーディで、条件が比較的緩い傾向にありますが、保証人の設定が必要になるケースもあります。
独立系保証会社の利用
一部の独立系保証会社は、主要な信用情報機関に加盟していないため、ブラックリスト情報を参照しないことがあります。
このため、信販系保証会社ではなく、独立系保証会社を利用する物件を選ぶことで、入居審査に通過する可能性が高まります。
ただしどの保証会社に加入するかは物件によって異なり、インターネットの掲載情報だけではわからないケースが多いので、不動産会社の担当者に確認しましょう。
家賃が低めの物件を選ぶ
家賃が低めの物件は、家賃が高い物件に比べて、審査基準が若干緩い場合が多いです。
したがって、ブラックリストに記載されている同居人がいる場合は、低家賃の物件を選ぶことで比較的審査に通りやすくなります。
しっかりとした連帯保証人をつける
安定した収入を持つ連帯保証人を設定することで、審査に通過する可能性を高めることができます。
連帯保証人に社会的信用があれば、オーナーや管理会社はより安心して契約を結ぶことができます。
連帯保証人については必要な物件と不要な物件がありますので、不動産会社に確認しましょう。
まとめ:賃貸の入居審査で同居人がブラックリストだと影響がでることが多いが物件による
今回は「【悲報】同居人がブラックリストだと賃貸の審査に影響あり→審査落ち後の対策」というテーマで詳しく解説しました。
賃貸の入居審査において、契約者がブラックリストの場合はもちろん、同居人がブラックリストの場合でも影響する場合があります。
万が一審査に落ちてしまった場合は、今回解説したように、比較的審査に通りやすい物件も存在しますので、諦めて次の物件を探しましょう。
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