賃貸で木造はやめたほうがいい？木造アパートのメリット＆デメリット

Fさん

木造物件ってあまりいい噂がないけどどうなの？

木造アパートは賃貸住宅の構造一つとして、比較的安価な家賃が魅力的ですが、一方で防音性や耐震性などの面で不安があるという声も少なくありません。

そこで本記事では、木造アパートのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

鉄骨造・鉄筋コンクリート造との違いや、実際に木造アパートに住んだ人たちの声など、幅広くお伝えします。

また、木造アパートの賢い探し方や防音対策についても紹介しますので、これからお部屋探しを始める方や、木造アパートに住んでみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人

現役大手不動産管理会社勤務（元は不動産仲介）

宅地建物取引士・FP2級

ブログ「みやへい不動産」累計150万PV

みやへい

不動産業界12年、3児の父です。

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木造アパートの特徴と鉄骨造・鉄筋コンクリート造との違い

木造アパートとは、建物の骨組みが木材でできている賃貸物件のことです。

木造アパートは建物の重量が軽く比較的安価で建設できるため、地方都市や郊外部分でよく見られます。

しかし、騒音や防音性に問題があったり、耐震性も低く地震や火災などの災害に対して危険度が高いと言えます。

一方で、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物は、骨組みが鉄骨や鉄筋コンクリートでできています。

鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物は、耐震性や防音性に優れているため、地震などの災害に対して安全です。

また、木造アパートよりも建物の寿命が長く、修繕やメンテナンスが少なくて済みます。

ただし、建設費用が高く、建設にかかる時間も長くなりますので、家賃は木造アパートに比べて高くなる傾向があります。

木造アパートがやめとけと言われる理由（デメリット）

防音性が低い

木造アパートは、建物が木でできているため、鉄筋コンクリートや鉄骨造りの建物と比べると、防音性が低いというデメリットがあります。

木造アパートでは、軽い物音や隣の住人の生活音が響きやすいため、住環境に影響を与えることがあります。

特に、夜間には騒音が目立つため、睡眠の妨げとなる可能性があります。

害虫が発生しやすい

木造アパートは、建物が木でできているため、害虫が発生しやすいというデメリットがあります。

特に、築年数が経過すると、木材が腐食したりして、シロアリの被害が発生する可能性があります。

また、構造上隙間が多く見られ、蚊や蜂などの虫も侵入しやすくなります。

冷暖房効率が悪く光熱費がかさむ

木造アパートは、鉄筋コンクリートや鉄骨造りの建物と比べると、断熱性や気密性が低いため、冷暖房効率が悪くなるというデメリットがあります。

そのため、冬場は暖房費がかさみ、夏場は冷房費がかさむ可能性があります。

耐震性能が低い

木造アパートは、鉄筋コンクリートや鉄骨造りの建物と比べると、地震に弱いというデメリットがあります。

特に、耐震性が弱い木造アパートは、地震発生時に建物が倒壊する可能性があります。

軽度な地震でも、揺れによる家具の転倒や、壁や天井からの落下などの危険性も高くなりますので注意。

木造アパートに住んだ人の後悔の声

実際に木造アパートに住んだ方々の後悔の声を集めました。

木造だからなのか上の階からの騒音がすごい。

— ゆたら (@yutara0215) April 14, 2023

引っ越したい。
木造暖房つけてても鬼寒いし普通に音気使って生活しててもうるさい言われてストレスしかない

— 澪 (@mii_oOO4) December 18, 2022

一生木造住居嫌だな。
早く引っ越したい。
彼女作りたい。
誰かいないかな？
今日もお昼に突然2階からドンッ、夜に自分の近くの部屋のどこかでドンッ

— ライナー (@KaDOg0K59kAtAC7) April 18, 2023

もう少し壁が厚くて水道がうるさくなくて出来れば木造以外の家屋に引っ越したい……
もっと欲を出せば2階以上の角部屋がいい()

— 雪永 (@shiro_rainy) April 13, 2023

木造アパートに住むとこんないいところもある（メリット）

家賃が比較的安い

木造アパートは鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べて建設コストが低いため、家賃が比較的安く抑えられる傾向があります。

特に地価が高い都市部では、木造アパートの家賃が他の物件と比べて格段に安いことがあるため、予算に余裕のない人には魅力的な選択肢になるかもしれません。

通気性が良い

木造アパートは木材の性質的に、通気性が良いという特徴があります。

室内に空気がこもらず、湿気もこもりにくく、快適に過ごせるという利点があります。

天然の調湿効果がある

木造アパートは天然素材でできているため、調湿効果があります。

木材は湿気を吸収する性質があるため、室内の湿度を一定に保ち、カビやアレルギーの原因となるダニの発生を抑える効果があります。

また、湿度が高くなりがちな梅雨時や夏場でも、木造アパートに住んでいる人は比較的快適に過ごせるかもしれません。

木造アパートに住んだ人の良い口コミ

次は木造アパートのメリット・デメリットについて共有します！

前木造で今鉄筋だけど前の家の方が快適だった　部屋数とお隣さんの神経質具合によるよな

— 硯🦈 (@nt_novel86) April 13, 2023

RT これ場所によるかもなあ…
前住んでたの結構しっかりした感じのマンションだったけど結構お隣の声とか聞こえてたんよな…あれはしんどかった
今は木造だけどめちゃくちゃ静かで快適

— こと葉 (@Kotoha_cd) February 6, 2023

ほとんど隣の人の音聞こえないの
壁が意外と防音イケてるからなのか、木造マスターで配慮レディアントだからなのか判断つかなくて怖い

— stella (@s10r_) April 24, 2024

木造アパートの賢い探し方

築年が新しい物件を選ぶ

木造アパートの場合、耐震性能が低く、古い物件は地震などの災害に弱いため、できれば築年数が新しい物件を選ぶことをおすすめします。

また、新しい物件は防音性や断熱性が向上しており、快適に過ごせる可能性が高いという点でもGood！

静かな住環境の物件を選ぶ

木造アパートは防音性が低く、隣人の生活音や通りの騒音が気になることがあります。

そのため、周辺環境が静かであることを確認することが大切です。

住環境には、周辺の道路交通量や近隣の施設の有無、駅からの距離などが影響します。

角部屋や最上階の物件を選ぶ

角部屋や最上階の物件は、上下左右の接しているお部屋が少なくなる為、防音性の低さをカバーすることができます。

木造アパートはこんな人におすすめ

木造アパートは、比較的安価な賃料で住めることが魅力です。

また、木造ならではのあたたかみや、自然素材を使用しているため通気性が良いなどのメリットもあります。

しかし、木造アパートには様々なデメリットもあります。

これらを踏まえ、木造アパートに住む人は、以下のような条件に当てはまる方におすすめです。

木造アパートの防音対策

木造アパートは、鉄筋コンクリート造りのアパートに比べて防音性が劣ることがあります。

隣人の音が気になる場合は、以下のような防音対策が必要です。

また、隣人とのコミュニケーションを大切にし、お互いに気持ちよく暮らせるようにすることも大切です。

木造アパートのメリット&デメリットまとめ

今回の記事では、木造アパートについてのメリット・デメリットや、探し方などについて紹介してきました。

最初に、木造アパートの特徴や鉄骨造・鉄筋コンクリート造との違いについて説明しました。

次に、木造アパートがやめたほうがいいと言われる理由や、住んだ人の後悔の声について紹介しました。

しかし、木造アパートには家賃が比較的安いというメリットや、通気性が良く天然の調湿効果があるという良いところもあります。

また、木造アパートは防音性が低いというデメリットについては

防音対策をすることである程度軽減することも可能ですので、お部屋探し中もしくはこれからお部屋を探す方で木造物件検討しているなら参考にしてくださいね。

これらを踏まえて、自分にとって最適な賃貸物件を探す際には、注意点や探し方などをしっかりと把握し、メリット・デメリットを比較して判断することが大切です。