退去あれこれ

賃貸で退去通知後に延期・キャンセルできるの?撤回できるかは○○次第

 

みやへい
どうもこんにちは!

大阪の賃貸管理会社勤務の
みやへい(@miyahei2019)です。

 

引っ越しを予定していたものの、急なトラブルやアクシデントに見舞われ引っ越しができなくなってしまった。

 

実はこういった事例はよくあります。

 

体調不良、破局、転勤、中には借りようとしてたマンションの悪い評判を後から知って気が変わった...なんて人もいるように理由は様々です。

 

しかし賃貸で解約をする際は、借主が貸主(又は管理会社)に対して退去通知を通常1ヶ月前までに提出しならない為、急に引っ越しができなくなった場合でも退去通知は出してしまっていることになります。

 

そういったケースの場合に退去自体を延期、又はキャンセルできるのでしょうか。

 

今回は退去通知後の解約延期・キャンセルについて書いていきたいと思います。

 

 

退去通知後は原則、延期・キャンセルができない

 

殆どの賃貸借契約書に書いてあるかと思いますが、解約通知を出した後に延期したり撤回したりというのは原則できません。

 

しかも、万が一明け渡し遅延により、貸主が被害を被った場合には損害賠償費用を請求される可能性も出てくるのです。

 

しかし諦めるのはまだ早いです。

 

みやへい
場合によっては延期・撤回できる可能性があります。

 

では、どういった場合に延期・キャンセルができるのでしょうか。

 

以下で解説していきます。

 

退去通知後に延期・キャンセルができるかどうかは次の入居者が決まっているかで決まる

 

引っ越しができなくなった際にはすみやかにオーナーもしくは管理会社に連絡をして相談しましょう。

 

ここで大事になってくるのは「次の入居者が決まっているかどうか」に尽きます。

 

不動産会社は、部屋を退去する前でも解約の通知を受けた段階で次の入居者をつかまえる為にすぐに募集を開始します。

 

特に人気物件であれば、室内を見れない状態でも契約が決まることがありますが、もし次の契約が決まっているのであれば、次の入居者の入居日に間に合うように内装をリフォームしていったりと準備を進めていかなくてはならないので、退去が遅れるとなると非常に困ってしまう訳です。

 

一方で、仮に次の入居者が決まっていないとなると、まだ救いの余地があります。

 

私も実際にそういった相談を受けた際に了承するかどうかは、「次の入居者が決まっているかどうか」で判断します。

 

1ヵ月でも長く家賃が入ってくるなら問題なし!と考えているオーナーも多いですが、

  • 入居中にトラブルを起こしたことがある
  • 滞納歴がある
  • 家賃を安くで借りている
  • 退去を延長すると賃貸のオフシーズンに入る
  • 取り壊しを考えている

などといった理由で認められない場合もあります。

 

みやへい
まずは、引っ越しができないと分かった段階ですぐに相談しましょう。

 

 

大手管理会社はどういった対応をしているのか

 

大手の管理会社は退去の延期やキャンセルに対し、どういった対応をしているのでしょうか。

 

レオパレス21

引用:レオパレス21

 

大東建託

引用:大東建託

 

大和ハウスグループ

引用:my D-room

 

レオパレスと大東建託は状況によっては相談できそうですが、大和ハウスグループは変更及びキャンセルができないと明記してあります。

 

みやへい
たとえ大和ハウスグループの入居者だったとしても、実際はどうかわかりませんので一度ダメもとで相談してみましょう。

 

 

退去の延期・キャンセルができない時の対処法

 

残念ながら、オーナー・管理会社から撤回はできないと言われた場合は諦めて次の対策を取る他ありません。

 

そういう時は次の引っ越し先や借り住まいを急いで探すか、一時的にトランクルームを借りて荷物を預けるという方法もあります。

 

みやへい
最近では宅配で荷物を預けられるトランクルームなどもあり大変便利です。

 

 

部屋を探す

お部屋探しと言えばSUUMOがなんといってもポータルサイトでNo.1ですが、気になる物件がDOOR賃貸にも掲載されていれば、契約後キャッシュバック特典を受けれます。

 

 

部屋が見つかったら引っ越し会社を見つけなければいけません。

 

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宅配トランクルームに預ける


AZUKELを利用すれば宅配で荷物を預けることができます。 しかも荷物を取りに来てくれるので楽ちんです。

 

まとめ

 

今回は、賃貸で解約通知後の退去延期・キャンセルについて記事にしましたがいかがだったでしょうか。

 

基本的に契約上、解約の撤回はできないことになっていますが、次の入居者がまだ決まっていないなどで状況によっては変更できる場合がありますので、一番大事なのはすぐにオーナー・管理会社に連絡することです。

 

そうこうしているうちに次の入居者が決まってはいけませんからね。

 

そして、断られたら諦めが肝心。

 

次の入居者が決まっている場合は特に迷惑をかけられませんからね。

 

そうなったらそうなったで、とりあえず荷物を出さないと明け渡しができないので、賃貸を探して契約するか一時的にトランクルームを利用しましょう。

 

今回色々と調べる中で宅配トランクルームのサービスは本当に便利だなと思ったのでまた記事にしたいと思います。

 

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不動産管理会社勤務/月間約5万PVのブログ『みやへい不動産』運営/ 不動産・暮らしに役立つ情報中心に発信しています/宅地建物取引士/2級FP技能士/3児の父は育児も奮闘

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